4月22日(水)、17時から約1時間半、福原社長と新入社員40名との第一回「web座談会」が行われました。その模様をお知らせします。
web座談会は、福原社長は社長室から、新入社員は各自宅から、CiscoのWebexを通じて行われました。
■不安な気持ちと前向きな決意と
座談会の冒頭、社長から、「『ウィズコロナ』、『アフターコロナ』ということが言われていますが、しばらくはフェイストゥフェイスができないなかで仕事をしていく状況が続くので、こうしたテレビ会議に慣れていってほしいと思います」という話があり、その後に新入社員一人ひとりの自己紹介が続きました。
自己紹介では、現状報告に加えて、いま感じていることを話してもらいました。
「社会人としての実感が湧かない」
「何から手をつけたらいいのかわからない」
「実際に現場に入った時にうまく先輩と話ができるかどうか心配だ」
「勉強をしているが、身についているか心配」
といった不安の声や、
「コロナで郵便物が届かなくて困っている」
という社員も複数おり、コロナ問題が心理的にも社会生活でも影響が及んでいることがうかがえました。
一方で、新社会人としての前向きな決意も多く聞かれました。
「囲碁AI開発に携われるように勉強している」
「プログラミングゲームが少しずつできるようになって、成長実感を得ている」
「Javaスクリプトが面白い」
「統計学の本を読んで勉強している」
「プログラミング初心者だが、プロフェッショナルになれるように頑張りたい」
「スキルを身につけて早く一人前になりたい」
さらに、
「パソコンを組み立てるのが趣味、ハード面も勉強し、今の状況を成長の糧としたい」
「逆境になるほど燃えてくる。この勉強の時間を味方につけたい」
などの頼もしい言葉もありました。
また、
「社員寮に住んでいるのですが、先輩にweb歓迎会を催していただいて、うれしかったです」という声も聞かれました。
■2年後に成長しているために
こうした新入社員の言葉を受けて、社長からは次のような話がありました。
「多くの方から早くプロになりたいという声が聞けたのは頼もしい限りです。プロ野球で言えば、皆さんは自主練習中でまだ試合には出られていない状態です。他人から頼られるプロになるためには、訓練を積まなければなりませんし、経験値を高める必要があります。本来なら、皆さんは先輩と一緒に現場に出て、経験値を積んでいる最中でした。緊急事態宣言が出され、それができないのは会社にとっても皆さんにとっても残念なことです。しかし、この状況はいったん受け止めるしかありません。自宅で勉強している際には、誰も見ていなくても、今やっていることが必ず将来につながると信じてほしい。プロの世界は結果が全てですが、努力すれば結果は自ずとついてくるということを意識してください。
不安を感じている方がたくさんいます。いつだって時代は平坦ではないし、それを不安に感じるのは私も一緒です。生きていくということは、変化を受け入れることに他なりません。不安だからといって、悩んでいてもしょうがないのです。自分が今できることをやるしかありません。ウイルスは歴史的に見て2年経てば終息します。2年後に成長しているために、今の一日一日がとても大事になってきます」
■今がチャンス。20代はぜひ資格取得にトライしてほしい
後半は社長に対する質問コーナーが設けられました。いくつかご紹介しましょう。
Q:社長ご自身は家でどう過ごされていますか?
A:今は外に出ることができないので、『キングダム』というアニメにはまっています。経営や仕事の勉強になると感じました。主人公はビジョンを語って次々にそれを実現していきます。どんなに周りから馬鹿にされても、夢や目標を持つことは大切なんです。皆さんも大きな夢を持ち、手柄を立てて武功を挙げて出世してください。
Q:社長が新入社員だった頃はどんな勉強をしていましたか?
A:社会人としては半導体など電気の技術者としてスタートしました。1999年に新卒で入るのですが、大学で勉強したことと現場で覚えることは全然違いました。工場で物を動かすためのシーケンサーなどの図面を描くのですが、1日かけて描いたものが全部否定されて描き直しさせられる毎日でした。日々やり直しで、「何やってるんだろう俺は」と思ったこともあります。ソニーのプレステ1号機を作りに岩手の工場まで出張して、工場のラインでネジを回すという経験もしました。私は今年45歳になりますが、若い頃に色々なことを経験したことが、今になって生きています。20代の頃はひたすら勉強して、基本情報をはじめとして、取れる資格はみんな取りました。2年ぐらいしてプログラミングの世界に移るのですが、電気通信の資格を勉強したことは無駄ではありませんでした。今やっている勉強が必ず役に立つと思って頑張ってください。
Q:コレだけはとった方がいいという資格は何がありますか?
A:基本情報、応用情報、プロジェクトマネージメント、G検定、E検定などがいいと思います。資格の勉強は今がチャンスです。28歳を過ぎるぐらいから、マネジメントの仕事が忙しくなって、なかなか勉強をする時間が持てなくなります。20代はぜひ資格取得にトライしてほしい。それによって自分の将来的な伸び代がぐんと広がります。
Q:ITを勉強するために基本情報を学んでいるのですが、そこで出てくる専門用語が実際にはどのように使われるのかイメージがわかなくて困っています。どのような勉強方法がいいでしょうか?
A:まず自分でプログラムを書いてみることです。プログラムは正しく書けば動きますが、間違ったり環境が違ったりすると動かなくなります。まずはプログラムを書いて、それが動くことの喜びを味わってください。それを体感することが技術者になる入り口です。コードはコピペではなく自分で打ってください。それによってキータッチも慣れてきます。
最後は、福原社長からの「皆さんの顔を見ることができてほっとしています。テレワークが続くと悶々とすることでしょうが、息抜きの時間も工夫して持ってください。皆さんにお会いできる日を楽しみにしています」という言葉で締め括られました。
世情がいまだ騒然として落ち着かない日々が続きます。社会人になったばかりの若者にとって不安はなおさらのことでしょう。
当社はITベンチャーらしく、様々なツールを駆使して従業員の不安を解消し、業務に邁進できる環境づくりに取り組んでいきます。
この苦しい時期を、たとえwebを通じてであっても、とも歩むことができているという実感を持てたことは、未来への大きな財産になると信じています。
web座談会は今後も継続して催される予定です。
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