2019年12月14日(土)・15日(日)の両日、アマゾン新目黒オフィスにて囲碁AI世界大会「第11回UEC杯コンピュータ囲碁大会」が開催されます。
2007年より電気通信大学「エンターテイメントと認知科学研究ステーション」主催により開催されてきた「UEC杯コンピュータ囲碁大会」は、2017年3月の第10回大会をもって一区切りとし、囲碁将棋チャンネル主催という形で、「AI竜星戦」が2017年、2018年に開催されました。今年は、再び「エンターテイメントと認知科学研究ステーション」が主催となり、新たに株式会社トリプルアイズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:福原智、以下トリプルアイズ)が協賛することとなりました。
■世界トップクラスのプログラムが激突
今年は、19チームが参加し、世界最大規模の大会となります。中国からGo GeniusとGOLAXY、韓国からBaduGI、迎え撃つ日本からは、GLOBIS-AQZ、瑞恩、棋神、夏風、Rayなど世界トップクラスのプログラムが参戦。大会2日目の解説会では、台湾の王銘琬九段と大橋拓文六段を迎えます。
■コンピュータ囲碁の開発はAI研究のベンチマーク
コンピュータ囲碁は現在のAIブームの大きな火付け役であるとともに、AI技術の限界や応用分野を考える上で、重要な研究テーマとなっています。
トリプルアイズでは、2014年から囲碁AI開発を進めてきました。囲碁の19×19という盤上に展開される膨大な選択肢を前に、AI研究が問われるのは技術力であり、同時に技術の優劣は囲碁の勝敗にそのまま反映されます。
トリプルアイズが2019年に開発した画像認識プラットフォームAIZEも、囲碁AI研究でのディープラーニング技術によって生み出された成果です。
コンピュータ囲碁の世界大会は、人工知能研究のベンチマークとして機能しています。今年はどんなドラマが生まれるのか、勝負の行方とともに、AI技術の現在地を確認するうえでも注目されます。
■開催概要
開催日 2019年12月14日(土)予選・15日(日)決勝
場 所 AWS Loft Tokyo アマゾン新目黒オフィス(目黒セントラルスクエア)17F
〒141-0021 東京都品川区上大崎 3-1-1
主 催 電気通信大学 エンターテイメントと認知科学研究ステーション
協 賛 株式会社 トリプルアイズ
協 力 アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
電気通信大学 人工知能先端研究センター
株式会社囲碁将棋チャンネル
コンピュータ囲碁フォーラム
後 援 公益財団法人 日本棋院
解説会 解説者 王 銘琬 九段、大橋拓文 六段(12月15日決勝のみ)
大会ウェブサイト http://entcog.c.ooco.jp/entcog/new_uec/
■囲碁AIの研究から生まれた画像認識プラットフォームAIZE
トリプルアイズが取り組んできた囲碁AIの研究から、画像認識プラットフォームAIZEが誕生しました。AIZEはディープラーニングによる画像認識プラットフォームです。カメラからクラウドに画像データを送信し、ディープラーニングの手法でAI(人工知能)が解析します。AIZEは世界最大級の500以上の顔の特徴量によって認証率を高めており、正面画像であれば99%の認証率となっています。
顔は人のアイデンティティそのものであり、AIが顔を認識できればIDもパスワードも不要な世界が実現します。また、AIZEは専門家の目を代替することで、医療介護、保守点検、小売流通など人手不足の解消に役立ちます。さらに画像認識は言語や情報リテラシーの障壁がないことから、外国人や高齢者が増加する社会で利便性を発揮します。
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株式会社トリプルアイズ 広報グループ(担当:桐原永叔)電話:03-3526-2201
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