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囲碁AI「GLOBIS-AQZ」のプログラムをオープンソース化。プロジェクトの集大成としてソースコードを公開

  • 2020.05.11
  • お知らせ

株式会社トリプルアイズ(東京都千代田区、代表取締役:福原智)は5月11日、グロービス(東京都千代田区、代表:堀義人氏)、機械学習エンジニア・山口祐氏と三者で開発した囲碁AI「GLOBIS-AQZ」のプログラムがオープンソース化し、GitHub上でソースコードが公開されたことをお知らせします。

GLOBIS-AQZソースコード公開:

https://github.com/ymgaq/AQ

 

 

 

GLOBIS-AQZは、2018年9月に開発プロジェクトが発足。囲碁AI世界一と若手棋士育成を目指して活動してまいりました。2019年12月には、囲碁AIの国際棋戦「第11回UEC杯コンピュータ囲碁大会」で準優勝に輝き、世界二位の実力を有しています。2020年2月には、若手棋士の学習支援のため、20歳未満の棋士が競う囲碁世界戦「第7回グロービス杯世界囲碁U-20」(主催:日本棋院、協賛:グロービス)の日本代表棋士へプログラムの無償提供を開始しました。

当初、GLOBIS-AQZのオープンソース化は、5月8日に開催を予定していた「第7回グロービス杯世界囲碁U-20」の終了後に行うものでしたが、グロービス杯の開催延期を受け、この度オープンソース化を進めることを決定しました。世界中の誰でも自由にGLOBIS-AQZのプログラムを利用できるようになることで、棋譜の解析への活用や、プロ棋士や囲碁ファンが使いやすいソフトの開発が進むことなどを期待しています。これにより、世界中の囲碁棋士の棋力向上や、囲碁AI開発の発展に貢献します。

GLOBIS-AQZのテクニカル・アドバイザーを務めるプロ棋士、大橋拓文六段は、「今回オープンソース化されるGLOBIS-AQZは日本ルールでの自己対戦を1千万局以上行いました。これまでほとんどの囲碁AIは中国ルール、コミ7目半でトレーニングされていたので、日本ルール特有のケースとコミ6目半に対応したGLOBIS-AQZは画期的です。ぜひ世界中の囲碁ファンの皆さんに活用し、楽しんでいただきたいです。」と話しています。

GLOBIS-AQZ」はプロジェクトの集大成として、今回のソースコード公開を行い、これをもって本プロジェクトを終了します。

 

 

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