2022年6月10日(水)、株式会社トリプルアイズ(東京都千代田区、代表取締役:山田雄一郎)は、オウンドメディア「IT批評」にて、以下の記事を掲載したことをお知らせいたします。
マルチバース化する社会で「クオンタム思考」を身につけよ
――元グーグル米国本社副社長・村上 憲郎氏に聞く
■量子コンピューター時代の思考のパラダイムとは
1970年代から先端コンピューター技術に関わり、Google本社副社長兼日本代表を務められ、量子力学の著書も上梓している村上憲郎氏に、量子コンピューター時代を生き抜くための「クオンタム思考」や、量子コンピューターが社会やビジネスに与えるインパクトについて、慶應義塾大学大学院特任准教授を務めるクロサカタツヤ氏が聞きました。とかくバズワードとして消費されがちなIT技術タームについて、短絡的なビジネスの観点を超えて議論しています。
全2回(後半は6/13掲載)
目次
量子的世界には“いい加減力”で慣れていく
決定論は最後には神様を措定せざるを得ない
ネオ・ヒューマンと「五蘊非我」
すでに世界はマルチバース化している
「生命」とは何か「自己意識」とは何か、ピーター3.0が問うもの
村上 憲郎(むらかみ のりお)
元グーグル米国本社副社長・日本法人社長。株式会社村上憲郎事務所代表取締役。1970年京都大学卒業後、日立電子のミニコンピュータのシステムエンジニアとしてスタート。1978年Digital Equipment Corporation(DEC)Japanに転籍。通産省第五世代コンピュータプロジェクトの担当を務める中で人工知能(AI)分野の知見を修得。1986年米国マサチューセッツ州 DEC 米国本社人工知能技術センターに勤務。2003年Google米国本社副社長兼Google Japan代表取締役社長に就任。日本におけるGoogleの全業務の責任者を務め、2009年に名誉会長に就く。2011年の退任後、村上憲郎事務所を開設。京都大学で工学士号を取得し、現在は大阪公立大学大学院都市経営研究科教授、国際大学GLOCOM客員教授、大阪工業大学客員教授、会津大学参与にも従事する。著書に『クオンタム思考』(日経BP)、『量子コンピュータを理解するための量子力学「超」入門』(悟空出版)等がある。
クロサカ タツヤ
株式会社 企(くわだて)代表取締役、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。1975年生まれ。慶應義塾大学・大学院(政策・メディア研究科)修士課程修了。三菱総合研究所を経て、2008年に株式会社 企 (くわだて)を設立。通信・放送セクターの経営戦略や事業開発などのコンサルティングを行うほか、総務省、経済産業省、OECD(経済協力開発機構)などの政府委員を務め、政策立案を支援。2016年からは慶應義塾大学大学院特任准教授を兼務。著書に『5Gでビジネスはどう変わるのか』(日経BP)。その他連載・講演等多数。
■「IT批評」とは
「IT批評」は2010年に活字メディアとして創刊され、ITの視点から時代、社会、ビジネスを横断的かつ大局的に見極めることをコンセプトに、多彩な有識者が論考を発表してきました。2021年5月にWEB版として再開、もはやITとは無関係の領域がほとんどなくなった現代社会における多くの問題について、ジャンルを横断してさまざまな知識人の論点・視点を集約するサイトとして配信しております。
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